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ホームページ制作における自社の所有権

ホームページ制作における自社の所有権

ホームページを所有していても、ドメインやサーバーなどの契約状況、googleアナリティクスやサーチコンソール、googleタグマネージャー、googleマイビジネスなどの権限がどのようになっているのか把握できていない企業は多く存在します。

これらの所有権やデータは企業の財産であり、しっかりと自社で管理保有する必要があります。

ドメイン

ホームページの住所のようなものです。ドメイン・サーバーの保守をホームページ制作会社に委託する場合でもドメインの所有権は必ず自社に持たせるか、保守を委託している際は制作会社の契約になっていても、制作会社を変更する際には移管に対応してもらえるかなど必ず確認しましょう。

悪いケースでいくと、リース契約等でホームページを作られている場合、ドメインの所有権がホームページ制作会社に帰属しており、制作会社の変更(解約)=ドメイン失効となるケースがあります。この場合、これまで使用していたドメインが使えなくなり、改めてアクセスやgoogleからの評価など0からのスタートとなります。

また既存のユーザーもこれまでのドメインでアクセスするとNot foundとなるため大きな混乱を招いてしまいます。

サーバー

これは社内にサーバー管理者がいなければなかなか自社で管理することは難しいと思います。社内の状況により、自社でレンタルサーバーを契約してホームページ制作会社に管理のみを委託するのか、制作会社のサーバーを契約するのかなど検討しましょう。

制作会社によってはサーバー保守は必須のケースもありますが決して悪いことではありません。

googleアナリティクス

アクセス解析のデータは企業にとって大事な資産です。アカウント自体自社で作ってホームページ制作会社には権限を発行できるのが理想ですが、制作会社がアカウントを作った場合でも必ず管理者権限を自社のアカウントに設定してもらい所有権は自社にて保有しましょう。

googleサーチコンソール

自社サイトのgoogleへの登録状況やエラーなど確認するためのツールです。これもgoogleアナリティクスと同じく、必ず管理者権限を自社のアカウントに設定してもらい所有権は自社にて保有しましょう。
サーチコンソールに関しては、googleタグマネージャーかアナリティクスの管理者権限があれば、自社で管理者権限を設定することも可能です。

googleタグマネージャー

googleに限らず、様々なツールのタグを一括管理するツールです。このツールがホームページ制作会社保有になっていると乗り換えの際に、タグの差し替えや各種ツールの再設定が必要になってしまう可能性があるため、制作会社がアカウントを作った場合でも必ず管理者権限を自社のアカウントに設定してもらい所有権は自社にて保有しましょう。

googleマイビジネス

googleMAPの登録情報を管理するためのツールです。アカウント自体自社で作ってホームページ制作会社には権限を発行できるのが理想ですが、制作会社がアカウントを作った場合でも必ずオーナー権限を自社のアカウントに設定してもらい所有権は自社にて保有しましょう。最悪、ホームページ制作会社がオーナーになっていて倒産等で連絡がとれなくなった場合、情報が管理できなくなったり、権限の再取得にかなりの手間がかかってしまいます。

まとめ

ホームページ制作会社を変更する際や、複数の制作会社に依頼する場合など考慮して、各種ツールの権限は自社で保有するべきです。合わせてドメインだけは所有権を必ず確認しておきましょう。

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